• 苦痛・煩悶の離脱のふたつの場合
    かのデュボア氏などの説得法のように、理論的説明に重きをおいて、患者に対して「病に対する恐怖を念頭より去るべし」とか、「自信を起こせ」とか、「医者を信じろ」とか言うのは、世間一般に言う言葉であって、単に常識的方法に過ぎない。例えば、悲しい時に嬉しく思えとか、空腹のときに満腹の感じを起こせと強要するのと同様である。そもそもわれわれの精神の活動は自然の現象であって、人為によってこれを自由にすることのでき...