• かくあるべしという なお虚偽たり
    森田正馬の言葉に、次のものがあります。かくあるべしという なお虚偽たり あるがままにある 即ち真実なり「こうでなければならない」「こうあることが望ましい」「これが理にかなった生き方である」などの、「理想形」、「望ましいあり方」、「本来の生き方」などというものを設定する「かくあるべし」ということは、いまだ真実のあり方ではない。「かくあるべし」ということがなく、ただ何か別のありようを求めるということがな...
  • 漸悟と頓悟
    六祖の頃、人は「南の慧能、北の神秀」と呼び、「頓・漸」二つの宗が南北にあるとされていました。「頓悟」の代表格とみなされていた慧能は、このように言いました。法は即ち一宗。人に南北有り。此に因りて便ち南北を立てる。何を以てか漸頓となす。法は即ち一種。見に遅疾有り。見遅きは即ち漸。見疾きは即ち頓。法に漸頓無し。人に利鈍有り。故に漸頓と名づく。(六祖壇経より;参考)仏法はたったひとつ。人には、南北の分別が...