• 人を助けるということ
    自分が相手を変えられるという幻想を持っていないか自戒せよ。そして、助けられる人自身の人生への責任を奪い取ることのないように注意せよ。...
  • 症状
    症状が人間の格好をしてやってくるのではない。人間が症状を携えてやってくるのだ。...
  • 心因発作中は目を閉じる
    本当のてんかん発作と心因性の偽発作の鑑別法として、発作中に目を開けているか閉じているかという、簡単な見分け方がありますよという話。 Neurology 2006;66:1730-1731ちなみに従来的に言われている偽発作の診断の参考事項発作症状てんかん発作症候に適合しない.あまり常同的でない.断続的で,長く続きやすい.出現状況心理,状況因が強く関与.生理的睡眠中には起こらない.検査長時間脳波ビデオ同時記録発作後のプロラクチン...
  • 「むっつりボーダー」は受動攻撃性パーソナリティ障害か (1)
    最近若い女性を中心に、一見地味で無口で控えめで抑うつ的だが、リストカットや大量服薬などの行動化を繰り返す「むっつりボーダー」が目立つ。 典型的なボーダー(境界性パーソナリティ障害)のような派手さや操作性、激しい怒り、攻撃性などは目立たない。病態水準のいいボーダーは“素面”のときは結構話ができるが、「むっつりボーダー」はもっと子供じみていて、いつも診察室では自分から何も語らず、手取り足取り質問されるの...
  • 「死にたい」人の頭の中身
    幼少期に「無制限に愛されていた」という感覚のない人は不安定である。庇護されなければ生きていかれない幼児にとって、母親は絶対的な存在だ。幼児期に「制限つきの愛」しか与えられなかった子供は、“基盤となる安心感”の感覚を持てずに育っていく。ある人の話。彼女は、「私が生きる」と「親が生きる」は両立しない世界に住んでいる。「生きたい」という欲求が親から認められることがなかったから。「親の思い通り」...