• わたしには「これを説く」ということがない
    マーガンディヤ「あなたは、多くの王様や偉い人が求めた女や宝物さえも欲しいとは思わないのですか。それでは、あなたはどのような考えを、どのような戒め・道徳・生き方を、またどのような状態に生まれ変わることを説くのですか?」釈迦「マーガンディヤさん。『わたしはこのことを説く』ということが、わたしにはないのです。あらゆる事物に対する執著を、執著であると確かに知って、あらゆる考え方が考え方に過ぎず事実から遊離...
  • キサーゴータミーさんの話
    お釈迦様がある村を通りかかったときのこと。村の長老が相談を持ちかけた。 「かわいそうな女がおります。どうかあなたのお力で彼女をお助けください。その女というのは、死んだ子供をいつも抱いているのです。その子は生まれてまもなく死んでしまったのですが、彼女はそれを認めようとしません。ただ眠っているだけだというのです。村のみんなで説得するのですが、どうにも耳を貸してくれません。お助けください」 お釈迦様はその...
  • 心について
    物事は心が先行し、心が主であり、心より成るもし人が汚れた心で話し、行えば、苦しみが彼に従う、牛の足に車輪が続くように物事は心が先行し、心が主であり、心より成るもし人が清らかな心で話し、行えば、幸せが彼に従う、影が離れないように(ダンマパダ 第1章; 1,2)仏陀は「物事は心が先行し、心が主であり、心より成る」という。「もし人が清らかな心で話し、行えば、幸せが彼に従う」という。聞いた人は、幸せになるために...
  • 内と外
    「自殺したい」人には、自分の命なら自分の好きなようにできるという傲慢さが隠れている。自分を卑下することと、傲慢さは、同じコインの表裏にある。釈尊は言う。『等しい』とか『すぐれている』とか、あるいは『劣っている』とか考える人、──かれらはその思いによって論争するであろう。しかしそれらの三種に関して動揺しない人、──かれには『等しい』とか、『すぐれている』とか、(あるいは『劣っている』とか)いう思いは存在...